
胡蝶蘭って繊細そうだけど、家の中でちゃんと育てられるのかな?
蛍光灯の光だけで育てられる??

胡蝶蘭は実は直射日光が苦手な一方で、光が不足すると元気がなくなってしまう繊細な植物。
ちょうどいいバランスが必要で難しい!と思うかもしれません。
でも安心してください!この記事では、胡蝶蘭博士の私が胡蝶蘭に最適な光の条件や置き場所、蛍光灯やLEDライトの活用法まで分かりやすく解説します。
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胡蝶蘭は直射日光が苦手な植物

胡蝶蘭は、原産地である熱帯や亜熱帯の森林に生息する植物です。そのため、直射日光に当たると葉が日焼けしてしまいます。
高温多湿の環境を好むので、冬場は暖房器具の近くに置くと乾燥して枯れてしまう可能性があります。
胡蝶蘭の育て方のポイントは、適度な水やりと、明るく湿度の高い場所に置くことです。
蛍光灯の光だけで育つ?

では、胡蝶蘭は蛍光灯の光だけで育つのでしょうか?
答えは、「育つことは可能ですが、花を咲かせるのは難しい」ということです。

胡蝶蘭は、光の強さや時間によって花芽を形成する植物です。
これを日長性といいます。
胡蝶蘭は短日性の植物で、日照時間が短くなると花芽をつけます。一方、蛍光灯の光は、太陽光とは異なる特徴を持っています。
太陽光と蛍光灯の光の違い

太陽光は、可視光だけでなく、紫外線や赤外線などの電磁波を含んでいます。これらの光は、植物の光合成や花芽形成に重要な役割を果たします。
しかし、蛍光灯の光は、可視光の一部しか出力しないため、太陽光と比べると光の質が劣ります。
蛍光灯の光は、太陽光よりも弱い光です。これを「ルクス」という単位で表します。
胡蝶蘭に最適なルクスについて
ルクスとは、光の強さを表す単位です。
1ルクスは、1平方メートルの面積に1ルーメンの光が照射されたときの光の強さ。1ルーメンは、1カンデラの光源から1立体角度に放射される光束。1カンデラは、ろうそくの明るさとほぼ同じ。つまり、1ルクスはろうそくの光が1平方メートルに照らしたときの明るさと言えます。
胡蝶蘭に最適なルクスは、**1000~3000ルクス**と言われています。
これは、曇りの日の屋外や、窓際の室内の明るさに相当します。蛍光灯の光は、一般的には**500~1000ルクス**程度です。

つまり胡蝶蘭が必要とする照度は1万ルクス~4万ルクス以下なので、蛍光灯の光は全く用を無さない事が分かります。
蛍光灯の光は、太陽光とは異なる波長の光を出すため、胡蝶蘭の花芽形成にも影響を与えます。
置き場所は木漏れ日を再現できるところ

では、胡蝶蘭はどこに置くのがベストでしょうか?
答えは、木漏れ日を再現できるところです。

胡蝶蘭は、自然界では木の枝に着生して生育しています。そのため、木の葉に遮られて直射日光を受けない環境に適応しています。
木漏れ日は、太陽光の強さや時間を調節してくれる自然のフィルターです。
木漏れ日を再現できるところとは、例えば、カーテンやブラインドで光を調整できる窓際や、日陰になるベランダや玄関先などです。
これらの場所では、胡蝶蘭に必要な光の質と量を確保できます。
胡蝶蘭の育成に使える照明器具について
もし、自宅に木漏れ日を再現できる場所がない場合は、照明器具を使って胡蝶蘭の育成をサポートすることもできます。しかし、一般的な蛍光灯では、胡蝶蘭にとっては不十分な光です。
そこで、おすすめなのが、LEDライトです。
LEDライトは、蛍光灯と比べて、以下のようなメリットがあります。
LEDライトを使う場合は、以下のような注意点があります。
照射時間を決める
LEDライトは、太陽光と同じように時間によって光の強さを変えることができます。胡蝶蘭は、日照時間が短くなると花芽をつけます。
そのため季節によってLEDライトの点灯時間を変えることで、開花のタイミングを調整できます。

一般的には、春夏は12~14時間、秋冬は10~12時間が目安です。
タイマー機能が付いているLEDライトを使えば、自動的に点灯・消灯を制御できます。
植物用の照明器具について
植物用の照明器具は、植物の成長に必要な光の波長や強さを出力できる照明器具のことです。
植物用の照明器具には、LEDライトのほかにも、蛍光灯やHIDランプなどがありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
植物用の照明器具の種類や特徴について、以下にまとめました。一応、蛍光灯のことも。
最後に
以上が、胡蝶蘭の育成に必要な光や照明器具についての情報です。
胡蝶蘭は蛍光灯の光だけでも育つことは難しいということを覚えておいてください。
植物育成用のLEDライトを使えば、胡蝶蘭に最適な光の質と量を確保できます。
置き場所は木漏れ日を再現できるところがベストですが、そうでない場合は、LEDライトを活用してみてください。
胡蝶蘭の美しい花を楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
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